大林宣彦さん訃報に追悼と感謝の声 原田知世、中江有里、浅野忠信、町山智浩氏

4/11(土) 9:53配信

ENCOUNT

大林宣彦さんの訃報受けて“教え子”の俳優・女優らが追悼メッセージ

 映画監督の大林宣彦さんが10日に肺がんのため死去したことを受け、映画界に悲しみが広がった。

【画像】当初は4月10日に公開予定ながら新型コロナウイルスの影響で公開延期となった遺作「海辺の映画館-キネマの玉手箱」のポスタービジュアル

 俳優の浅野忠信は、11日未明に自身のツイッターで、「大林宣彦監督 ありがとうございました 一緒に映画を撮った日々を忘れません」と思いをつづった。「時をかける少女」で主演を務めた女優で歌手の原田知世は、「大林宣彦監督 在りし日のお姿を偲びつつ、ご冥福をお祈りいたします」とツイートし、感謝の思いを示した。

 脚本家で女優の中江有里はツイッターを更新し、「映画『ふたり』に出していただいてから30年。『海辺の映画館-キネマの玉手箱』初号試写でお目にかかったのが最後になるなんて。人生にリハーサルはない。いつも本番。映画も同じだ 大林宣彦監督、ありがとうございました。監督の現場で学んだこと、監督がくださった言葉、忘れません」と追悼した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200411-00010003-encount-ent
 日本アカデミー賞協会はツイッターの公式アカウントで、大林さんの訃報に触れ、「第12回、第16回に優秀監督賞、第17回に優秀編集賞を受賞されました。病と向き合いながらも映画製作を続け、生涯現役を貫きました。新作『#海辺の映画館キネマの玉手箱』の公開が待たれる中での訃報に、謹んでご冥福をお祈りいたします」と哀悼の意を表した。

Qoo10 – 「TARNAL」のショップページです。


 映画評論家の町山智浩氏は複数のツイートで、「僕は25歳の夏、1987年に『おかしなふたり』の尾道ロケに4日間ほど密着取材させてもらった。監督が子供の頃から通ってた映画館で瀬戸内キネマの撮影をした。『映画なんだからリアルじゃなくていいんです』と言っていたのが印象的だった」、「尾道でインタビューした時、大林宣彦監督は子どもの頃、最初に作った映画はアニメーションだったと言っていた。『映画はお芝居じゃないんです。だから棒読みでいいんです』とも言っていた。大林監督にとって映画とは大きなオモチャだったのだろう」と振り返り、故人を偲んだ。

ENCOUNT編集部